3D外観検査機導入しました
2024.10.30
みなさま、こんにちは。
京都の基板実装会社、双和電機と申します。
2024年5月に弊社は「3D外観検査機」を導入しており、
複数の機種で従来の2D外観検査機と3D外観検査機の比較検証を行いました。
2024年10月より本格稼働を開始することになりました。徐々に対象機種を拡大していく予定です。
今回は簡単に特徴を紹介させて頂きます。
オムロン/VT-S1080
最大対象基板サイズ 510×680㎜ Hybrid3D形状復元
https://www.fa.omron.co.jp/products/family/3839/
・従来の2D外観検査機では苦手としていた高さ情報が必要な検査が可能に
3D外観検査機を導入したことによりリードの浮き・微妙な向き、フヌレ、また異物付着などの不良を
高精度で検出することが可能になりました。
従来の2D外観検査機では検査できなかった対象外部品の一部も検査可能です。
・新規データ作成時間の削減
従来の2D外観検査機ではデータ作成時に検査項目や基準値の初期登録が不可欠でした。
3D外観検査機では既にIPC規格値が登録されているため
パット設計や部品の実装状態を考慮し、微調整を行うだけで設定が可能です。
これにより工数削減、特に試作期間の短縮が可能になります。
・検査タクト時間・虚報件数の削減
1シートあたりにかかる検査タクト時間が削減され、
また虚報件数は大幅に減少しました。
これにより工数減少、検査精度向上が期待出来ます。
工場見学の際には是非一度ご覧ください。
